家族で使うタスク管理のすすめ

中野 正之 — №1 倉園 佳三

タスク管理との出会い

私は、物事をすぐに忘れてしまう人間なので、なんでもメモにとらないと落ち着きません。 ふと気になった、爪を切る、靴下を買う、などの思いつきは、メモをしておかないと大抵忘れてしまうズボラな人間です。そんな私がインターネット関連の仕事をするようになり、ウェブを利用したタスク管理と出会うことになりました。紙を使ったタスク管理に比べると、翌日への繰り越しや、優先順位の変更などが簡単にできるので、生産性が格段にあがりました。なにより、タスクをチームで共有できる機能は、無くてはならない機能となっています。

家庭でも役に立つタスク管理

タスク管理は仕事でとても役に立つとともに、家庭でも役に立っています。靴下を買う、スーツをクリーニングに出す、番組を録画する、というような、日常のふとした思いつきの中には、自分だけではなく、家族にお願いしたい内容も含まれています。自分のしてほしいことを、家族に後から伝えてお願いするよりかは、思いついた時に、タスクリストに入れて、お互いに見られるようにすれば、意思の疎通が簡単に図れます。 そんなタスク管理の具体的な方法をご紹介します。

共有リストのはじめかた

まず重要なのが、家族の理解です。我が家の場合、妻はタスク管理にノートを使ってきた人間なのでウェブの管理に抵抗がありました。そこで、まずはじめに「今日やるリスト」と「受信リスト」だけ教えました。「今日やるタスク」は、文字通り、今日やるタスクが表示されます。「受信リスト」は、思いついたことがあれば、投稿するリストです。タスクに日時を入れておき、当日に「今日やるタスク」を実行するだけです。リストの内容が全て完了すれば、もうその日にやることはありません。気持ちよく寝ることができると言っています。まさか、知らぬ間にGTDを実践しているとは、本人もわかっていないと思いますが、まさに、ストレスフリーの生活術だと思います。

共有リストの一部をご紹介します

家族で利用している、リストの中からよく利用する3つをご紹介します。

やらないことを決めます

あと重要なのが、長らく放置されているリストについて、やらないという決断をすることです。その時は、やりたいと思っていたことでも、なかなか実行ができないものは、欲張らずに、思い切ってリストから削除します。新しいタスクは常に増えていきますし、人間の興味は常に変動するものなので、やらないことを決めるのはとても重要です。

ウェブツールを選ぶポイント

タスク関連を共有する為のツールは、自分達の環境に合わせて選ぶのがポイントです。

その他、人により条件は変わりますが、私の場合は、GTDのタスク管理「Nozbe」を利用しています。日時が決まっているものは「Googleカレンダー」で共有しています。

おわりに

ウェブを利用した情報共有は、お互いに、ある程度のネットに対する知識が必要かと思っておりましたが、最近のスマートフォンの普及により、その敷居がだいぶ低くなったように思います。

それぞれの家族に合ったタスク管理で、ストレスフリーな生活を試してみてはいかがでしょうか。

写真: Flickr / doistrakh CC BY-NC-SA 2.0

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中野 正之

25歳の時ウェブサイト制作の会社を設立したことをキッカケに、ワークライフバランスを意識したタスク管理に没頭する。現在は、ウェブサービス運営会社にて、マークアップエンジニアとして働いている。

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